「個人的には頼もしい」 遠藤航、柴崎岳との“コンビ”復活を歓迎「いつ代表に…」
W杯を目指す戦いへ心機一転「五輪は五輪、最終予選は最終予選で臨みたい」
日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)は、9月2日のオマーン戦でスタートするカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向け、「五輪は五輪、最終予選は最終予選」と心機一転。そして、MF柴崎岳(レガネス)との共闘にも期待感を示した。
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遠藤は昨季終了後のオフを終えると、オーバーエイジとして東京五輪に出場して3位決定戦までのフルスケジュールを消化。さらにドイツでブンデスリーガにコンスタントな出場をしたうえで、この最終予選で再来日。タイトな日程だけに「もちろん疲労がないと言えば嘘になる」とは話したものの、「準備はできている。最終予選もコンディションを整えて臨みたい」と頼もしい言葉を残した。
2016年のリオデジャネイロ五輪で主将を務めた遠藤にとって、東京五輪は2大会連続出場。ホスト国として勝ち上がるも、準決勝、3位決定戦という2回のメダルマッチに敗れる悔しい結果に終わった。それでも、遠藤にはリオの時とは違う思いがあるという。
「個人的にはオーバーエイジで出場したので、チームにメダルをもたらしたかったので一区切りだけど、五輪代表チームとしてはそれをどうA代表に生かすかで人それぞれ思うところはあると思う。個人的には五輪は五輪、最終予選は最終予選で臨みたい。悔しさはあるので、その悔しさは忘れないようにしないといけないけど、それを最終予選に生かそうというのはあまりない。五輪はメダルを目指して戦ったので、それが区切り。そう思えるのは、リオからの成長もあると思う」
そして、今回のメンバーには柴崎が復帰。スペインでプレーする柴崎について「お互いにポジションを見るやりやすさはずっと感じている。最近は岳も試合に出ていて、いつ代表に入るかなと思っていた。個人的には頼もしい」と期待感を込めた。ミドルシュートもあれば、展開を作る縦パスも持ち、守備一辺倒の選手ではない遠藤だが、ショートパスでリズムを作ることに長ける柴崎とのバランスには慣れもある。
前回、ロシアW杯アジア最終予選では初戦に敗れたことがチームに動揺を与えた。今回も当時と同様にホーム開幕となるだけに「自分たちからしたら初戦のホームで勝たないといけない。まずは自分たちのサッカーを」と試合を見据える。今や日本の中盤を支えるリーダーとなっている“デュエルマスター”遠藤の存在感が、最終予選に挑む森保ジャパンのなかでも期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)