1トップは自滅した開催国のエース

　同じレアル勢では、開催国フランスのFWカリム・ベンゼマも選出外となっている。しかしベンゼマの場合は、自身にかかった嫌疑が問題となった。フランス代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナ（リヨン）のセックステープを巡る恐喝事件に関与したとして昨年11月に逮捕、起訴された。ピッチ外での振る舞いを問題視したディディエ・デシャン監督は代表からの追放を決断。今季リーガで24得点を挙げた得点源が出場できないのは、チーム、そしてベンゼマ本人にとっても痛恨となった。

　もしこのメンバーで戦えば、EURO優勝も夢ではなさそうなバランスの良い豪華布陣となっている。果たして、出場24カ国は”欠場ベストイレブン”を上回るクオリティーを発揮することができるだろうか。

　「スポルト」紙が選出した11人は以下のとおり。

GK

イェスパー・シレッセン（オランダ代表／アヤックス）

DF

ファビオ・コエントラン（ポルトガル代表／モナコ）

ヴァンサン・コンパニ（ベルギー代表／マンチェスター・シティ）

ラファエル・ヴァラン（フランス代表／レアル・マドリード）

フィリップ・ラーム（元ドイツ代表／バイエルン）

MF

マルコ・ヴェラッティ（イタリア代表／PSG）

クラウディオ・マルキージオ（イタリア代表／ユベントス）

マルコ・ロイス（ドイツ代表／ドルトムント）

イスコ（スペイン代表／レアル・マドリード）

ダニー・ドリンクウォーター（イングランド代表／レスター）

FW

カリム・ベンゼマ（フランス代表／レアル・マドリード）

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images