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メッシ5億円脱税容疑否定も「信頼性がない」 検察官からの追及に法廷で口閉ざす
バルセロナ裁判所に出廷も追い詰められ…「スカイ・スポーツ」報じる
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2日、約5億円の脱税容疑でバルセロナ裁判所に出廷。「契約書の中身は見なかった」と証言し、脱税容疑への関与を否定したが、検事から「信頼性がない」と糾弾されるなどフットボール界最高の天才はピッチ外の問題で追い詰められている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
メッシと父親のホルヘ氏は2007年から09年の間、410万ユーロ(約5億円)の脱税容疑で懲役22ヶ月の求刑を受けていた。渦中のメッシは父親と共に出廷した。「僕はただフットボールをプレーしていた。こういうことは全て父親を信頼していた。会社などについては何も分からない。そういうことには興味がないんだ」と証言し、財務面や契約に関しては父親と弁護士に全て任せていたことを主張した。
検察官のラケル・アマド氏はメッシを「無罪とすべき」とした。「脱税は父親の決断の下で行われた。メッシがそれを知っていたという証拠は存在しない」と指摘している。ただ、一方で政府の検察官のマリオ・マザ氏は手厳しい言葉を並べた。「メッシは法廷で話していたこと以上に事実を知っている。信頼性がない」とも強調している。メッシと父親はマザ氏の追及に、口を閉ざした。
検察官は父親のホルヘ氏のみ禁錮18ヶ月の求刑に切り替え、判決は週明けに出る模様。スーパースターは囚人危機を乗り切ることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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