「間違いなく入る」 田中碧、次節メンバー入りを指揮官明言「クールなプレーを…」
田中が20日のキール戦で新天地デビューか、プロイサー監督も期待
デュッセルドルフのMF田中碧が、20日のブンデスリーガ2部第4節ホルシュタイン・キール戦でメンバー入りすることがほぼ確実となった。
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6月に川崎フロンターレから期限付き移籍でのデュッセルドルフ加入が発表された田中は、U-24日本代表の一員として戦った東京五輪が終わるとともに渡独。チーム練習に合流してからまだ1週間ほどしか経っていない状況だが、デュッセルドルフのクリスティアン・プロイサー監督はドイツ紙「ヴェストドイチェ・ツァイトゥング」の取材で田中について問われると、「アオが今週ずっとチームメートと一緒にトレーニングができたのは良かった。彼は間違いなくメンバーに入る」と、キール戦でのメンバー入りを明言した。
プロイサー監督がここまではっきりと田中のメンバー入りを断言するのは、それだけチーム内で田中の存在が光っているからなのかもしれない。同監督はドイツ紙「ビルト」の取材でも田中について聞かれているが、その際には「我々にとって間違いなくオプションの一つと言える存在であり、すでにトレーニングの中でクールなプレーを見せ始めている。ボールの扱いがしっかりしていて、前への推進力もある」と、田中のポテンシャルの高さを絶賛。「素晴らしい選手であると楽しみにしてもらって構わないが、すぐに多くのことを期待するべきでもない」と周囲の期待が過度に高まることへの警戒感も見せたが、即戦力として期待できる選手というのが指揮官のなかでの田中に対する評価のようだ。
デュッセルドルフは、前節ニュルンベルク戦で0-2の完封負けを喫し、現在リーグ戦で2連敗中。ニュルンベルク戦後にはプロイサー監督も「前にボールを運ぶ場面が足りなかったし、スペースへのパスやチャンスの場面も少なすぎた。相手のペナルティーエリアに入る場面がほとんどなかった」と攻撃面で改善が必要であるとコメントしていることから、テクニックとパスセンスを武器にする田中がキール戦でメンバー入りどころか、いきなり先発で起用される可能性も十分にあり得る状況となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)