「君主制を導入し、イブラを王とする」 独4部クラブのカリスマ獲得仰天プランが話題に

”オレ様ストライカー”獲得にオーバーハウゼンがユニークなオファーで名乗り

 過熱する自身の去就問題を「楽しんでいる」と発言しているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに対し、ドイツ4部のSCロートヴァイス・オーバーハウゼンが、「街の王様」として迎え入れるオファーを提示したことが話題を呼んでいる。英国営放送「BBC」などが報じている。

 同局によると、2年契約を提示したクラブのオファー内容には、人口約21万人のオーバーハウゼンにおいて「君主制を導入して、イブラヒモビッチを王とする」という仰天プランが記載されている。さらに、「地元のビールをイブラヒモビッチの名を冠したものにする」ことや、「20年前に閉鎖されたプールを、要望があればいつでも注水する」こと、「移籍が成立した場合は、スタジアムの新スタンドをスウェーデンのIKEA社の製品で建築すること」が含まれているという。

 オーバーハウゼンのハゾ・ソマーズ会長は、ドイツテレビ局「SPORT1」の取材に対し「彼が視野を広げたいのなら、ぜひ来てほしい。オーバーハウゼンというサッカーの街には、他にはないものがあるんだ」と語っているという。すでにクラブは背番号1に「king ibra」とのネームを入れたユニホーム画像を、公式サイトに掲載している。

 イブラヒモビッチ自身がパリ・サンジェルマンの退団セレモニーで、「オレ様は王としてやって来て、レジェンドとして去る」と語った言葉はすでにサッカー界の名言となっているが、このオファーは名実ともに「王様」として迎え入れるものだ。34歳のオレ様ストライカーが、ドイツの小都市に“王様ストライカー”として降臨するという事態は訪れるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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