ローマのモウリーニョ新監督、今夏の移籍動向に言及 「誰もが驚くような結果に…」

今季からローマの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督【写真:AP】
今季からローマの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督【写真:AP】

ローマ公式サイトでインタビュー、今夏の移籍市場は「ほとんどすべてのクラブにとって難しい」

 今季からイタリア・セリエAの名門ローマの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督が、クラブ公式サイトでのロングインタビューで、今夏の移籍市場での動きやイングランド・プレミアリーグのチェルシーから獲得が決まった23歳のイングランド代表FWタミー・アブラハムについて語っている。

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 モウリーニョ監督は今年4月19日、プレミアリーグのトッテナム監督を解任された。そのわずか約2週間後の5月4日には、新シーズンからローマの監督に就任することが発表されていた。そのため、移籍市場での動きもモウリーニョ監督の影響下で行われることになった。

 その移籍市場についてモウリーニョ監督は「超、超、難しい市場で、首脳陣も難しい決断を迫られ、たくさんの仕事をしたことは忘れたくない。当初考えていたものとは少し違ってきた。変わったのは、スピナッツォーラを長期離脱で失ったことと、ジェコを失ったことによるもの。当初、ストライカー(獲得)は2人ではなく1人しか考えていなかったし、左サイドバックも考えていなかったので、変わってしまった」と話した。

 イタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラは、欧州選手権でアキレス腱断裂の重傷を負い新シーズンはしばらく戦列復帰が難しい。そしてボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコは、同リーグのインテルへと移籍することが決まった。そして、現地時間17日にアブラハム獲得が発表される流れについてこう話している。

「現実には、プレシーズンの段階ではジェコを起用すると考えていたが、実際には誰もが驚くような結果になってしまった。信じられないほど難しい市場と経済状況のなかで、誰にとっても、ほとんどすべてのクラブにとって難しいことだと思うが、意欲を持ち、野心を持ち、ファンの感情を尊重し、ジェコを失った後にタミー・アブラハムを連れてきて、このような反応を示すことができた」

 そのアブラハムは、チェルシーで監督を務めたことのあるモウリーニョ監督にとって「知らない仲ではない」間柄だが、「様子を見ようと言いたい。私がチェルシーに在籍していた時、彼は14歳から16歳の“子供”だったので、私の下でプレーしたことはないが、私は彼のことをとてもよく知っている」と話し、23歳のストライカーがイタリア移籍を決断したことへのリスペクトを語った。

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