「ハーランド以上」と絶賛 元ブラジル代表MFが高く評価するストライカーは?
ネト氏が開幕戦のハーランドを絶賛も「ガビゴルのほうが上」と持論展開
2020-21シーズンに公式戦41試合で41ゴールを量産したドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの勢いは、新シーズンも止まらなさそうだ。現地時間14日に行われた開幕戦では、元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトを相手に、全5ゴールに絡んで2得点2アシストをマークし、5-2の勝利の立役者となった。だが、元ブラジル代表MFネト氏は、ブラジル国内にハーランドを超える能力の持ち主がいると語った。米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版が報じている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
現役時代はFKの名手として知られ、コリンチャンスのレジェンドでもあるネト氏。引退後は解説者としても活躍しているが、ドルトムントとフランクフルトの試合でハーランドを絶賛しながらも、フラメンゴのストライカーが“上”だとコメントした。
ネト氏の発言が出たのは、ドルトムントの3点目の場面。ハーランドが相手選手とルーズボールを競り合いながら自分のものとして、加速してフィニッシュに持ち込んだ場面だ。このシーンを見たネト氏は、フラメンゴの“ガビゴル”ことFWガブリエル・バルボーサのプレーと重ねたようだ。
「なんてゴールだ。ハーランドはすべてのプレーを左足だけでやっている。ボールを奪って、運んで、わずか5タッチしただけ。あのスピードは脅威だ。まるでガビゴルのようだ。彼らを比較したくはないけれど、彼らは同じレベルにいるよ。ただ(ブラジル代表の)チッチ監督だけは、そう見えていないようだけどね。私からすれば、ガビゴルのほうが上だ。ガビゴルとハーランドの違いは、ハーランドのほうがとても速いことだね」と持論を展開した。
ガビゴルはフラメンゴを国内リーグ2連覇に導き、リーグMVPも受賞したブラジル有数のアタッカー。今シーズンもフラメンゴで、公式戦20試合に出場して17ゴールを奪っている。過去にはインテル、ベンフィカで欧州挑戦をしたものの結果を残せなかったが、ネト氏が絶賛するストライカーはまだ24歳。今後のキャリアで、その真価を欧州の舞台で示すことになるかもしれない。