伊王者インテル、主力流出の流れ止まず… オーナー経営不振で“ダウンサイジング”へ

昨シーズンセリエAを制したインテル【写真:Getty Images】
昨シーズンセリエAを制したインテル【写真:Getty Images】

昨季優勝に貢献のルカク、ハキミが移籍、補強も地味な印象が拭えず…

 チェルシーは現地時間12日、ベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得を発表した。主力を引き抜かれる形となったイタリア・セリエAの昨季覇者インテルは“ダウンサイジング”が顕著になっている。

 インテルは昨季、アントニオ・コンテ監督の下でリーグ優勝を果たした。一昨シーズンまでユベントスが9連覇し、“一強リーグ”とも揶揄されたセリエAにおいて重要な結果を残したと言える。

 しかし、そのシーズンを終えた今オフに向け、チームには屋台骨を揺るがす事象が明らかになった。インテルはオーナーグループである中国家電大手の蘇寧グループが新型コロナウイルスの影響もあり、経営不振に。米オークツリー・キャピタルから3億3600万ドル(約370億円)の資金調達をする契約をしたとされるが、一方で3年以内に返済できなければインテルの経営権を失うという報道がされた。

 そうした状況でコンテ監督は退任が決まった。そして、右サイドで不動の中心選手だったモロッコ代表DFアクラフ・ハキミは7月の時点でフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍。そして、ルカクはチェルシー行きになった。

 ハキミについては、移籍金6000万ユーロ(約78億円)に加えて成果ボーナスの条項があると報じられていた。そして、ルカクに関しては移籍金1億1500万ユーロ(約150億円)に成果ボーナスとされている。これだけで、日本円にして220億円ほどの資金を得たと言える。

 一方で、その右サイドバックにはオランダの強豪PSVからオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースの獲得がほぼ決まったとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では報じられた。そして、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は、ルカクの代役はローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコになる見込みだとした。

 一方でロマーノ記者は、ダンフリースの移籍金は1250万ユーロ(約18億円)、ジェコに関してはフリー移籍の形にしてインテルが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られた場合に150万ユーロ(約2億1000万円)をローマに支払う契約になるという見通しもレポートしている。合計しても、日本円で20億円強であり、新たな投資に回したのは10%ほどだと言える。

 ダンフリースは欧州選手権に出場し、ジェコも長年セリエAで活躍する実力者だが、昨季のセリエA優勝クラブとしては戦力の維持ができていないことが顕著に表れている。

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(Football ZONE web編集部)


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