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“欧州2位”の立役者シメオネ慰留に動くアトレチコ ビッグネーム獲得が闘将引き留めの必須条件か
去就不透明の指揮官 メガクラブに対抗できる戦力の確保が残留の条件か
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で悲願の欧州制覇まであと一歩と迫ったアトレチコ・マドリードだが、躍進を支えたディエゴ・シメオネ監督の去就は不透明だ。スペイン紙「AS」はワールドクラスの選手獲得が残留への必須条件としているが、クラブの資金力もあり、非常に難しいタスクだと報じている。
2年前と同カードとなったCL決勝では、後半から投入したベルギー代表MFエニック・カラスコが同点弾を決めるなどシメオネ監督の采配が冴えわたり、宿敵レアル・マドリードを押し込んで延長戦へもつれ込む激闘を演じたが、PK戦の末に敗れ去った。
シメオネ監督は試合後の会見で「ファンが求めたものをつかみ取れず、ミラノに来るためにチケットを買い、お金を費やした人々が心を痛めたことに傷心している」と話す一方で、アトレチコのサイクルの終わりについて問われると、「それについては考える必要がある」と去就を明確にしなかった。
レアル、バルセロナというスペインの二大巨頭に比べて、資金力で劣るアトレチコを3年で2度のCL決勝に導いた“エル・チョロ”ことシメオネ監督の手腕は、欧州全土で高く評価されている。仮に退任となれば、メガクラブが放っておくはずはないだろう。
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