イラクで悲劇再び… CL決勝観戦中のレアルサポーターがテロリストに襲撃され、12人が死亡

スペイン紙が報じる 延長後半の終了直前に銃を乱射し逃亡

 レアル・マドリードの史上最多11度目のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を見届けようと、イラク国内でテレビ観戦していたサポーター組織がテロリストの襲撃に遭い、12人が死亡する悲惨な事件が起きた。スペイン地元紙「AS」が、「CL決勝の最中にイラクのレアルファンクラブがテロリストに襲撃される」と報じている。

 レアルのサポーターズクラブのメンバーは、首都バグダッドから北東50キロのディヤーラー県の県都バアクーバで120分間の死闘の末にPK戦に突入した試合を観戦していたが、延長後半の終了直前に悲劇が起きたという。

 4人の武装テロリストがバアクーバのサポーターズクラブを襲撃。銃を乱射し、逃亡した。バアクーバのサポーターズクラブ会長のジアド・アルビダニ氏は、テロの傷跡をこう語っている。

「今月上旬に発生したのと同じ種類の襲撃です。12人が射殺され、少なくとも8人が負傷して病院に搬送されました。PKに入る前に延長後半終了直前に起きました」

 イラクのレアルサポーター12人は、愛するクラブの11度目の欧州制覇を見届けることなく、この世を去ったという。

 

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