「ああ、お母さん…、と言うしか」 CL決勝レアル戦でPKを外したアトレチコのエースが男泣き

狙ったコースから「数センチだけズレた」

 エースの痛恨のPK失敗もアトレチコは諦めず、後半34分に途中出場のMFヤニック・カラスコが同点ゴールを決めて延長戦に持ち込んだ。120分間の死闘の末PK戦になだれ込むと、ディエゴ・シメオネ監督は1人目のキッカーにグリーズマンを指名。重圧のかかる中でしっかりと成功させた。それでもチームは4人目のDFフアンフランが失敗し、宿敵へのリベンジを果たすことはできなかった。

 悔し涙に暮れたグリーズマンは、試合後にPK失敗の瞬間を聞かれると「蹴りたかったところから数センチだけズレてしまった。『ああ……お母さん……』と言うしかなかった。困難な瞬間だけど、忘れるしかない」と、言葉をつないだという。

 傷心のグリーズマンだが、6月に開幕する欧州選手権では開催国フランス代表の一員として躍進を期待されている。果たして、CL決勝での悲劇的な結末から立ち直ることはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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