冨安の去就にも影響? ボローニャ監督、補強戦略に言及「誰かが売られない限り…」
ミハイロビッチ監督は予算問題を示唆しつつ、補強が不十分と主張
日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督は、今夏の移籍市場での動きについて「誰かが売られない限り……」と意味深な発言をしている。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じた。
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ボローニャにはまず朗報があった。衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、上海海港(昨季まで上海上港)に所属するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチと、移籍金300万ユーロ(約4億円)をベースに交渉が進み、合意に近づいているという。
一方で、ミハイロビッチ監督は今夏の移籍市場について、アルナウトビッチの加入が見込まれる前線以外の部分についてこのような発言をしている。
「私たちのチームの今日の状況において、1トップになり得る選手が足りなかったが、そこにはアルナウトビッチが到着できるだろう。ほかで言えば、レギュラークラスのセンターバックと、中盤にもう1人必要だ。しかし、誰かが売られない限り状況を動かすことができない」
指揮官は予算的な問題を示唆しつつ、補強が不十分であることを訴えた。冨安は国内のアタランタやイングランド・プレミアリーグのテットナムに移籍する可能性が報じられ、その場合の移籍金はまとまったものになると見られる。
果たして、ミハイロビッチ監督の言葉による「売られる誰か」は冨安が念頭にあるのかどうか。負傷により東京五輪の初戦を欠場した冨安だが、その間にもボローニャの補強戦略の鍵を握る存在になっている模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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