ミラン復活に向けて大逆転でのイブラ獲得へ カギ握る中国企業への身売り話

すでにマンU合意と報じられたカリスマ

 今季7位に終わったACミランの救世主としてスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ復帰の待望論がイタリアに広がっている。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミランとイブラ、交渉は存在する」と特集している。

 欧州選手権フランス大会を控えるスウェーデン代表合宿中の記者会見に臨んだイブラヒモビッチは、すでにマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が濃厚と報じられている。プレミアリーグや、イタリアからの正式オファーが届いていることを明言していたが、「イタリアは第二の故郷」と語り、2004年からユベントス、インテル、ミランでプレーしたカルチョの国への愛情も示していた。

 記事によると、イブラヒモビッチの家族はイタリアへの引越しを希望しているという。ミラン移籍の場合はPSGで手にしていた1200万ユーロ(15億円)の年俸を半額の600万ユーロ(7億5000万円)までに下げる準備もあるとリポートされている。

 シルビオ・ベルルスコーニ会長は中国人企業グループへの身売り交渉を進めているが、この交渉成立がイブラ獲得の鍵を握るともいわれている。

 2008年にインテルで共闘したジョゼ・モウリーニョ監督の就任で合意に達したマンU移籍が濃厚と見られているが、3年連続で欧州の舞台を逃したミランは強豪復活に向けて、カリスマを大逆転で獲得できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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