アザール、チェルシーに電撃復帰? レアル売却なら最低78億円…現地紙は困難と予想
レアルで不発が続くアザール、スペイン紙が古巣復帰の可能性を報道
レアル・マドリードのベルギー代表MFエデン・アザールが、古巣チェルシーへ電撃復帰する可能性が浮上している。スペイン紙「AS」が報じた。
アザールは2012年から7シーズン、チェルシーで活躍。19年夏に1億ユーロ(約130億円)でレアルへ移籍した。クラブ伝統のエースナンバー「7」を背負い、大きな期待をかけられてきたが、過去2シーズンは度重なる怪我にも悩まされてきた。
そんな30歳のアタッカーに、古巣復帰の可能性が取り沙汰されている。「AS」紙によれば、チェルシーは仲介者を通じて、アザール復帰に関する提案の連絡を受けているというのだ。レアルは2年前にアザールに投じた1億ユーロの移籍金を毎年2000万ユーロ(約26億円)ずつ償却しており、クラブの財務表に悪影響を与えないためにも、今年中に少なくとも6000万ユーロ(約78億円)で売却する必要があると考えている。
ただし金銭的な問題と、チェルシーにはすでにアザールのポジションにタレントが揃っていることから、移籍交渉が本格的に動く可能性は低そうだ。今夏のチェルシーの補強ポイントはフランス代表FWオリビエ・ジルー(→ACミラン)が退団し、昨夏に加入したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが本領発揮に至っていないセンターフォワードで、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが本命だと報じられている。
記事では、昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の後に、アザールがチェルシーのキャプテンであるDFセサル・アスピリクエタと談笑していたことに触れ、いまだにチェルシーの中心選手たちと良好な関係を続けていることから、「ドレッシングルームでは好意的に受け止められるだろう」とも指摘されているが、フロントの事情的には移籍の可能性は低く見積もられている。果たして、この電撃移籍が実現することはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)