九州を、熊本を勇気付けたい 浦和MF梅崎と鳥栖GK林がJ史上初のホーム&アウェー共同で被災者100人招待

梅崎の思い「生まれ育った九州で自分が何ができるか考えた」

「日本を代表する気持ちで戦いましたし、負けてはしまったんですが、力を振り絞って戦う姿を見せたいと思っていました。スポーツの力は凄いと思いますし、影響力もあります。僕はプロの選手として、浦和レッズという大きなクラブいいることで自分なりにできることがあると思いますし、サッカーで見せることで希望を与えたいです。あのゲームが象徴するように、サッカーはドラマティックなもので、なかなか経験できないようなことも起こります。そういうことから、何か一つでも伝えていきたいです」

 全力を尽くしてプレーする姿は、見る者の心を動かすことができる。それが力を与えることができると梅崎は信じている。だからこそ、その90分間をプレゼントすることで明日への希望や活力を与えたいと話した。

 梅崎はアタッカー、林は最後の砦のGKとして対峙することになる。「僕はゴールを狙っていき、林はゴールを守ろうとする。そういうサッカーの面白さを見せたい」と語った。それぞれ浦和と鳥栖の一員として全力でぶつかりあう姿を見せたいと意気込みを見せた。

 Jリーグを代表する2人の実力者は九州を舞台にした白熱の一戦で被災地を勇気付けたいと願っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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