オーストリア代表FW、“中国脱出”に難航 ボローニャと合意も上海が放出拒否か
ボローニャと相思相愛のアルナウトビッチ、上海ポートが放出に難色か
イタリア・セリエAのボローニャは、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの獲得で本人サイドと合意しているものの、“中国脱出”が難航しているという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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32歳のアルナウトビッチは192センチの長身ストライカーで、ドイツ・ブンデスリーガのブレーメンやイングランド・プレミアリーグのストーク、ウェストハムといったクラブでプレーした経験を持つ。奔放な言動に加え、いわゆる「喧嘩っ早い」行動が問題視されることもあるが、確かな実力を持つ。
先日まで開催された欧州選手権(EURO)ではオーストリアのエースとして活躍し、決勝トーナメント1回戦では優勝したイタリアと延長戦の末に敗退という際どい勝負を演じたチームを引っ張った。その時点ですでにイタリア行きの噂は駆け巡っており、中継を担当したイタリアのTV局からの「もう、あなたにイタリア語で挨拶しても良いだろうか」という質問に、「まだまだ。もう少し待ってほしい」とコメントするほどだった。
そうしたボローニャとの相思相愛の状況にあるものの、所属する中国の上海ポート(昨季まで上海上港)はアルナウトビッチの放出に頑なな姿勢を見せているという。すでにアルナウトビッチは上海に対して「イタリア行き以外の選択肢が自分にはない」という方針を伝えているものの、中国からの脱出に大苦戦しているという。
ボローニャはアルナウトビッチの意欲を鑑みて、8月いっぱいまで諦めずに合流を待つ方針だという。2019年夏に上海へ加入しているが、契約期間などは明らかにされていない。自身の望むイタリア行きを叶えることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)