「スーパーサイヤ人になれた」 アルゼンチン代表GK、メッシとの“共闘効果”に持論

アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスとFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスとFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

GKエミリアーノ・マルティネスがメツシとプレーしたことでの相乗効果に言及

 アルゼンチンはコパ・アメリカ(南米選手権)で宿敵ブラジルに決勝で勝利し、28年ぶり15度目の南米王者に輝いた。大会ベストイレブンに名を連ねたアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスはキャプテンのFWリオネル・メッシについて、「メッシと一緒にプレーしたから超(スーパー)サイヤ人になれたんだ」と語った。

 世界有数のタレント軍団として知られるアルゼンチンだが、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)ではドイツに敗れて準優勝。15年と16年のコパ・アメリカでも準優勝、前回の19年の同大会は3位と、メジャートーナメントではあと一歩のところで勝てずにいた。

 バルセロナでは数々の栄冠を勝ち取ったメッシも、代表ではタイトルに縁がない状況が長く続いていた。しかし、先日終幕したコパ・アメリカの2021年大会では決勝で宿敵ブラジルを下し、1993年大会以来28年ぶりとなる南米王者に輝いた。そのなかでメッシは4得点5アシストと出色の出来で、ブラジル代表FWネイマールとともに最優秀選手にも選ばれた。

 そんなメッシを、チームメートとしてともにタイトルを勝ち取ったGKマルティネスが称賛している。アーセナルでのプレー経験を持ち、現在はアストン・ビラに所属する28歳の守護神は、アルゼンチン紙「Ole」のインタビューで、その偉大さを人気アニメ「ドラゴンボールZ」に絡めて次のように語ったという。

「彼と一緒にプレーするのはこの上ない喜び。彼と一緒にコパ・アメリカに初めて出ることができて『夢が叶った』と思った。そのうえコパを勝ち取ることができたというのは想像もできないことだった。世界最高の選手と一緒にプレーしたいと思うし、彼のプレーを後ろから見ていると安心感があって、自分自身をより良くすることができる。『彼は選手たちを熱狂させた』と言われるが、僕も熱狂している一人だ。彼と一緒にリーグ戦で戦うことができたら、私はもっと良いGKになれたかもしれない。子供の頃、『ドラゴンボールZ』を見たかい? 僕はベジータで、メッシと一緒にプレーしたから超(スーパー)サイヤ人になれたんだ」

 ドラゴンボールでベジータが主人公の孫悟空を追いかけて成長を続けたように、マルティネスはメッシの存在によって周りのレベルが引き上げられると語った。歴代最高の選手とも称されるメッシ。その影響力の大きさはやはりアルゼンチン代表の中でも際立っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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