ボカの新鋭が犯したミス 同点弾の喜びのあまりに「イエロー1枚もらってたのに…」

価値ある一撃に大興奮

 アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズの新鋭アタッカーが、南米ナンバーワンクラブを決める戦いで思わぬ失態を犯してしまった。20日のコパ・リベルタドーレス準々決勝で同点弾を決めたアルゼンチン人FWクリスティアン・パボンが、喜びすぎたあまり得点の直後に退場したと、米放送局「ESPN」が報じている。

 コパ・リベルタドーレスは、12月に日本で行われるFIFAクラブワールドカップの代表を争う南米最強クラブ決定戦。ボカは2007年以来となる同大会制覇を目指している。準々決勝はウルグアイの強豪ナシオナルとの激突となり、敵地での第1戦を1-1で切り抜けた。しかしその1週間後、ホームで迎えた第2戦では前半21分に先制点を許す苦しい展開となった。

 そんな悪い流れを変えたのは20歳の新鋭アタッカー、パボンだった。後半28分、センターサークル付近からのサイドチェンジを右サイドで受けると、ペナルティーエリア内に切り込み、ラストパスではなくシュートを選択。右足で放った思い切りのよい一撃は相手GKの伸ばした手を突き破ってゴール左隅に突き刺さった。

 スコアをタイに戻す値千金の一撃に、情熱的で知られるボカサポーターは大喜び。パボンは聖地ボンボネーラに駆けつけた55000人を熱狂の渦へと巻き込み、自らも興奮のあまりに背番号「7」のユニホームを脱いで振り回し、ベンチの仲間と抱き合った。

 

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