バルサの今季最終戦で負傷したスアレス 交代直後の涙が意味するものとは

精密検査の結果次第では南米選手権欠場も

 リバプール時代やウルグアイ代表での噛みつき行為などで“悪童ストライカー”のイメージが定着したスアレスが、人目をはばからず涙を流した理由は、シーズン終了後に控える南米選手権100周年の記念大会「コパ・アメリカ・センテナリオ」にある。同大会の開幕は6月3日に控えており、開幕まで約2週間しかない。「ムンド・デポルティーボ」紙によれば23日に精密検査を受ける予定だが、そこでの診断結果によっては大会欠場の可能性も出てきている。

 バルセロナで見せたMVP級の大活躍の勢いそのままに、南米最強国決定戦に乗り込む。今やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマールをもしのぐ決定力を持つ点取り屋が描いた青写真は、儚く消えてしまうのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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