主審が国王杯決勝の死闘を演出? 一発退場2人、警告13枚が飛び交ったジャッジを地元紙が酷評

バルサがセビージャを破り二冠達成も、判定が物議を醸す後味の悪い一戦に

 22日に行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)は延長戦の激闘の末、バルセロナが2-0でセビージャに勝利してリーガ・エスパニョーラとの国内二冠を達成した。しかしこの試合は、120分間で計13枚のイエローカードと3枚のレッドカードが飛び交う荒れた展開となった。主審を担当したカルロス・セロ氏のジャッジが物議を醸し、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が槍玉に挙げるなど騒動になっている。

 バルセロナの重厚な攻撃に対して組織的な守備で応戦したセビージャとの一戦は、前半37分に試合が大きく動く。最終ライン裏を抜け出したセビージャFWケビン・ガメイロのユニホームを引っ張ったDFハビエル・マスチェラーノに対し、カルロス主審はレッドカードを提示。バルセロナは残り時間を10人で戦うことになった

 前半にカードが出たのはこのプレーのみだったが、後半に入ると試合が一気に荒れ出す。セビージャの激しい寄せをカルロス主審が流すジャッジが続くと、普段は冷静なFWリオネル・メッシ、MFアンドレス・イニエスタらが声を荒げる場面があった。後半終了間際にはシミュレーション行為を行ったとしてFWネイマール、また判定に異議を唱えたDFジョルディ・アルバ、イニエスタ、DFダニエウ・アウベスと立て続けに警告が提示された。

 

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