主審が国王杯決勝の死闘を演出? 一発退場2人、警告13枚が飛び交ったジャッジを地元紙が酷評

延長戦だけでセビージャに6枚の警告が…

 判定に悩まされたのは、バルセロナだけでなくセビージャもだった。後半アディショナルタイムには、MFエベル・バネガがネイマールをスライディングで足を刈ってしまい、カルロス主審は再びレッドカードを提示した。これによってセビージャの選手も苛立ち、延長戦だけで6枚の警告が出され、DFダニエル・カリーソは延長後半終了間際に2枚の警告を立て続けにもらい、退場する結末となった。

 スタジアムに駆けつけたファンも騒然とするジャッジに、現地も過敏に反応している。同紙では「カルロス主審は今夜、選手やクラブ全体を刺激するだけで、酷いジャッジに終わった。これがバルセロニスタの心に火をつけた」と酷評。カルロス主審はマドリード出身ということもあって、批判がヒートアップしている。試合自体はマスチェラーノの退場だけでなく、FWルイス・スアレスの負傷交代がありながらも、メッシの2アシストでバルセロナが死闘に決着をつけた。ただ両チームにとっては、少々後味の悪い試合となったことは否定できない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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