「非常に特別」 J2長崎、平和祈念ユニフォームに海外メディア注目「シンボルが豊富」

V・ファーレン長崎が2021シーズンの平和祈念ユニフォームを発表【写真:Getty Images】
V・ファーレン長崎が2021シーズンの平和祈念ユニフォームを発表【写真:Getty Images】

平和の象徴である「鳩」と「オリーブの葉」をモチーフとした1着に仏メディアが注目

 V・ファーレン長崎は先週末、2021シーズンの平和祈念ユニフォームのデザインを発表した。平和の象徴である「鳩」と「オリーブの葉」をモチーフとした平和へのメッセージが込められた1着に、海外メディアは「単なるジャージではない」と注目している。

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 長崎は今季、昨季までトップチームコーチだった吉田孝行氏を監督に据えてスタートしたが、開幕から11試合で4勝にとどまったことを受け、松田浩監督の下でリスタート。同監督の初采配となった5月9日のギラヴァンツ北九州戦(1-0)以降の8試合では6勝1分1敗と息を吹き返し、昇格圏内となる2位と勝ち点11差の8位につけている。

 そんななか、7月11日の大宮アルディージャ戦から着用する平和祈念ユニフォームのデザインを発表。このユニフォームは、8月9日の長崎原爆の日を起点に、その前後の試合で選手たちが纏うもので、同クラブではこれまでも平和への取り組みの一環として、数々のデザインを発表してきた。

 2021年シーズンの平和祈念ユニフォームのデザインは、平和の象徴である「鳩」と「オリーブの葉」をモチーフとし、中央には国際連合児童基金「ユニセフ」のロゴを配置。フィールドプレーヤーはライトブルー、ゴールキーパー用はイエローが基調。オンラインショップや試合会場でも販売され、選手たちは9月4日のFC琉球戦まで着用する予定となっている。

 このデザインに、サッカー用品に特化したフランスメディア「footpack」が「非常に特別なものでシンボルが豊富だ」として注目。平和の想いを、長崎から世界へ発信していくという思いが来れられた1着であることを指摘しつつ、「その新しいシャツは我々の注目を集めた。これは単なるジャージではなく、宗教と平和をデザインの中心に据えて発表された衣装だ」と綴っている。

 今夏に向け、限定ユニフォームを発表するJクラブは少なくないが、平和へのメッセージ性が込められた特別な1着に海外メディアも注目していた。

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