伊杯決勝で惜敗も「これぞ私のミラン」 退任濃厚のブロッキ監督が続投に意欲

王者ユベントスの猛攻を絶えしのぐも延長後半の1点に泣く

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督は21日のイタリア杯決勝ユベントス戦で延長の末に0-1で惜敗後、「これぞ私のミラン」とセリエA5連覇中の強豪相手の奮闘を絶賛。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃したが、続投に意欲を燃やしている。イタリア国営放送「RAI」で語ったもの。

「誰もミランが今夜奮起しなかったとは言えないだろう。正しい態度を見ることができた。これが私のミランであり、相応しいパフォーマンスだ」

 ブロッキ監督はこう語った。1週間前に行われたリーグ最終節のローマ戦では1-3で完敗。ブロッキ監督は試合後のロッカールームで選手を罵倒し、「お前らに尊厳はない。××もない!」と絶叫したが、この日の選手は絶対王者の猛攻に耐えた。

 延長後半5分にコロンビア代表MFフアン・クアドラードのパスから、スペイン代表FWアルバロ・モラタに決勝点を許した。ブロッキ監督は次のように失点の場面を嘆いている。

「一つの出来事で試合は決まってしまった。我々は多くの決定機を作ったし、フィニッシュを向上できた。だが、どうにもならなかった。あのカウンターはあまりに速かった。我々のカバーも薄かった。だが、誰のせいでもない。もっと早くボールを奪うこともできた」

 

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