往年の名DFコスタクルタ氏が「ミラン勝利のシナリオ」を語る

　ACミランの黄金期を知るOBが、イタリア杯決勝に臨むチームに対して「勝利したければ戦士になれ」と熱いエールを送っている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、元イタリア代表DFアレッサンドロ・コスタクルタ氏の言葉を報じている。

「ミランの監督はチームにスピードを与えなければいけない。それに加えて、強烈なインテンシティーも必要だ。何しろ、ユベントスはフィジカル的な観点からも非常に強いからだ。つまり、ブロッキが率いるミランが勝利したいならば戦士になるしかない」

　このイタリア杯決勝に向けて、ミランは4-3-3システムで臨むことが予想されている。前線は右から日本代表FW本田圭佑、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの3人が並ぶとの見通しが支配的だ。DFイニャツィオ・アバーテとDFルカ・アントネッリというレギュラークラスの両サイドバックの欠場は痛手だが、そこにはDFマッティア・デシリオと新鋭DFダビデ・カラブリアの起用が予想されている。

　一方のユベントスは、最終ラインの要であるイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが出場停止で、中盤ではドイツ代表MFサミ・ケディラとイタリア代表MFクラウディオ・マルキージオが負傷欠場。システムも3-5-2を基本に4バックの可能性もあるとされ、直前までメンバーの予想は難しいとされている。