「恥ずかしい言い訳」 仏代表FWグリーズマン、試合後コメントに英メディア注目
フランスはハンガリー相手に手痛いドロー グリーズマンの試合後コメントが話題に
フランス代表は現地時間19日、ブタペスト(ハンガリー)のプスカシュ・アレーナで行われた欧州選手権(EURO)のグループステージ第2戦でハンガリーと対戦し、1-1のドローに終わった。この試合で同点ゴール決めたFWアントワーヌ・グリーズマンの試合後のコメントに海外メディアが注目している。
ドイツとのグループステージ初戦を1-0で制したフランスは、ポルトガル相手に0-3で惨敗したハンガリーと対戦。試合序盤から主導権を握り、幾度なくチャンスを作るもののゴールが遠く、前半アディショナルタイムに自陣右サイドを崩された流れから先手を許す。
後半に入ってもフランスがボールを保持する展開が続くと同21分、GKウーゴ・ロリスからのロングパントキックに反応したFWキリアン・ムバッペが相手DFと競り、ボールをキープしながら右サイドへ流れ、クロスを上げる。相手DFに触られるも、こぼれ球をグリーズマンが左足で冷静にゴール右隅に流し込み、同点に追いつく。
勢いに乗るフランスは同37分、FWオリビエ・ジルーの落としに反応したムバッペが左足で強烈なシュートを放つも、ボールは相手GKペーテル・グラーチの正面へ。試合を優位に進めたものの逆転ゴールを奪えず、両者勝ち点1を分け合った。
そんななか、グリーズマンは「beIN SPORTS」のインタビューに対して「満員のスタジアムでプレーする習慣を失っていたから、相手サポーターが大多数を占める大観衆の前では難しい試合だった。自分たちのやり方を見失ってしまい、さらに気温が暑くて難しかった。多くのチャンスを逃し、その代償を支払うことになった。そうなればハンガリー戦であっても厳しくなるよ」と答えた。
このコメントに対し、英メディア「スポーツ・バイブル」は「アントワーヌ・グリーズマンはフランスとハンガリーが引き分けた後に恥ずかしい言い訳をする」と見出しを打ち、「グリーズマンは土曜の午後にフランスがハンガリーを破ることができなかったため、プスカシュ・アレーナ内のファンの数を非難した」と取り上げている。
ハンガリーと引き分けたフランスは決勝トーナメント進出を懸け、最終節でクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルと対戦する。前回大会決勝でポルトガル相手に涙をのんだフランスは、その借りを返せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)