「彼より得点したのはビジャしかいない」 スペイン監督、“酷評FW”の決定力を評価

エンリケ監督はFWアルバロ・モラタ(ユベントス)を擁護した【写真:ロイター】
エンリケ監督はFWアルバロ・モラタ(ユベントス)を擁護した【写真:ロイター】

エンリケ監督が不発のモラタを擁護、41試合19得点のデータに言及

 スペイン代表のルイス・エンリケ監督は欧州選手権(EURO)初戦のスウェーデン戦(0-0)で決定機を外し、ファンからブーイングを浴びたFWアルバロ・モラタ(ユベントス)を擁護した。代表40キャップ時点での得点記録はフランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)やポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス氏らとの比較で上回るとし、その確かな決定力の高さを評価した。スポーツ専門放送局「ESPN」がコメントを報じている。

 今大会でスペインの背番号7を背負い、初戦のスウェーデン戦ではセンターフォワードとしてスタメン起用されたモラタ。しかし、前半に訪れたGKと1対1の決定機でシュートを決めきれず、ファンからブーイングも浴びた。スペインはスウェーデンを相手にボールポゼッション86%と圧倒的にボールを握りながらも、スコアレスドローという結果に終わっていた。

 スペイン歴代最多得点記録を保持するFWダビド・ビジャの引退以降、絶対的エースの不在が指摘されているスペイン代表。モラタが批判の標的になっている状況だが、エンリケ監督は「41試合の出場で彼よりも多くの得点を決めた選手はスペインの歴史上でもダビド・ビジャしかいない」と代表41キャップで19得点を決めているモラタを擁護。その決定力の高さはデータが示しているとし、モラタがトップストライカーとの比較でも引けをとらないと強調した。

「ラウールや(フェルナンド・)トーレスのようなレジェンドでさえ、最初の40試合でのゴール数は彼よりも少なかった。現役の代表選手で見ても、40キャップ時点で彼より得点を決めているのはハリー・ケインだけだ。例えば、ムバッペやヴェルナー、グリーズマン、ベンゼマ、レバンドフスキ、ルカク、ベイルのようなトッププレーヤーでさえ、最初の40キャップでのゴール数は彼よりも少ないんだ」

 初戦ドロー発進のスペインは現地時間19日にポーランドと激突する。エースとして注目されるモラタはこの試合で期待に応えることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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