神の子、バンディエラ、魔法使い!! レアルが逃したもう一つの“銀河系軍団”の豪華さがスペインで話題に

スペイン紙特集 豪腕ペレス会長に失敗の過去

 レアル・マドリードはフロレンティーノ・ペレス会長のもとで、銀河系軍団と呼ばれる世界各国のスーパースターを買い漁る補強戦略で有名だ。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、現監督のジネディーヌ・ジダンら世界最高の選手を次々に獲得してきたが、このほど、レアルからの打診のあったユベントスのアルゼンチン代表FWパオロ・ディバラが「レアルより残留」とノーを突きつける珍しい事例が起きた。そこでスペイン紙「AS」は、これまでレアルからの誘いを蹴った“ドリームチーム”を紹介している

 まずは守護神はユベントスのイタリア代表ジャンルイジ・ブッフォン。フロレンティーノ・ペレス会長は2000年から06年の第1期の頃に銀河系軍団構築に意欲を燃やし、「聖イケル」と呼ばれていた現ポルトのスペイン代表GKカシージャスの全盛期にも関わらず、アズーリの絶対的守護神の獲得を目論んでいたが、失敗に終わった。

 DFではACミラン一筋で世界最高のサイドバックと呼ばれたパオロ・マルディーニ氏、バレンシアなどで活躍し、空中戦で無類の強さを誇った元アルゼンチン代表DFロベルト・アジャラ氏、そして、2008年にセビージャから一旦移籍で合意に達していながら、宿敵バルセロナに不覚にも奪われるというブラジル代表DFダニエウ・アウベスという豪華なメンバーが白い巨人からのオファーを袖にしたという。

 中盤のメンバーも強烈だ。恵まれた体格でアーセナルなどの中盤を仕切った元フランス代表MFパトリック・ヴィエラ、そしてリバプールを長年にわたって引っ張ったMFスティーブン・ジェラードに加え、バレンシア時代にダイナモとして中盤に君臨したが、その後、失速のキャリアを送った元スペイン代表MFガイスカ・メンディエタ(バレンシア、ラツィオなど)の名前も選ばれている。それぞれキャリアの全盛期にオファーを受けたが、固辞した。

 

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