エリクセンが手術を終えて退院 デンマーク代表を訪問「彼らを応援している」

デンマーク代表の10番を背負うMFクリスティアン・エリクセン【写真:ロイター】
デンマーク代表の10番を背負うMFクリスティアン・エリクセン【写真:ロイター】

デンマークサッカー協会が発表 国立病院を退院し、今後は自宅で家族と静養へ

 デンマーク代表の10番を背負うMFクリスティアン・エリクセン(インテル)は、12日に行われた欧州選手権(EURO)フィンランド戦(0-1)の試合中に突然倒れ込み、病院へ救急搬送された。デンマークサッカー協会によれば、18日に病院を退院し、代表チームを訪問したという。

 エリクセンはフィンランド戦に先発出場したが、前半40分過ぎ、スローインを受けようとした際にピッチに倒れこんだ。接触などはなく、ピッチ上ではメディカルスタッフによる心肺蘇生が行われた。そして、AED(除細動器)の助けを受けて、心臓は再び動き出したという。

 その後、デンマークサッカー協会はエリクセンが心臓の動きを常時監視し、頻脈が検出されると治療を行う器具「ICD(埋め込み型除細動器)」を装着すると発表していた。そのなかで、エリクセンは病院を退院したという。デンマークサッカー協会が18日に声明を出している。

「エリクセンは手術が上手くいき、今日デンマーク国立病院を退院した。そして今日、彼はヘルシングエーアのナショナルチームを訪れた。彼は家に戻り、家族と過ごす予定だ」

 併せて、エリクセンは協会を通じてメッセージを発表している。

「たくさんのメッセージをありがとう。手術は上手くいき、物事は上手く進んでいる。昨夜ファンタスティックなゲーム(17日のベルギー戦/1-2)を送った彼らに再び会えて本当に嬉しい。何も言うことはない。月曜日(21日)のロシア戦に臨む彼らを応援している」

 エリクセンの言葉は、ロシア戦に臨むチームメートたちにも勇気を与えるに違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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