「新しいステップは日本と…」 酒井が語る“浦和移籍”決断の理由「楽な道とは思わない」

新加入会見を行った日本代表DF酒井宏樹【写真提供:ⒸURAWA REDS】
新加入会見を行った日本代表DF酒井宏樹【写真提供:ⒸURAWA REDS】

酒井が浦和加入会見に出席「やってみたい、行ってみたいが日本だった」

 日本代表DF酒井宏樹が、今季の後半から加入する浦和レッズでの新加入会見をオンラインで実施。フランスの名門マルセイユを退団してJリーグ、そして浦和入りを決断した理由を語った。

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 酒井は2012年夏に柏レイソルからドイツのハノーファーへ移籍、16年にはマルセイユへ移籍して5シーズンをプレーした。その間に日本代表では2回のワールドカップ(W杯)に出場し、今夏の東京五輪にはオーバーエイジの一員として出場予定だ。

 そのマルセイユから退団した理由は、「(今季は)右サイドバックの序列が一番だったという理由だけで試合に出ていた。チームの中で絶対的な立場を確保できなかった。外国人枠という大事な枠を取っていた責任もあったので、大好きなマルセイユから離れるべきと感じた」と、自分に対する非常に厳しい理由が背景にあったという。そして、責任感を得られるクラブという点で、Jリーグのなかでも浦和という判断があったと話した。

「もともとマルセイユにいた時、ヨーロッパでの最後のチームにしたいという思いで行った。2回も契約延長して5年もいられた。僕も家族も大切な5年間を過ごせた。新しいステップは日本だと思っていたし、良い意味でのプレッシャーや責任感、緊張感をもたらしてくれるクラブを探していた。浦和レッズにはマルセイユのような特別なサポーターがいるので、(オファーを)お受けさせていただいた」

 来年にはカタールW杯もあるだけに、日本でプレーする決断については「やってみたい、行ってみたいが日本だった。ヨーロッパでも探せば(行き先は)出てきたと思うけれども」としたうえで、「ほとんどの人に反対された」と苦笑しつつも、その思いを話している。

「W杯で2大会選んでもらって、出させてもらったのは誇りに思うけど、常にクラブが一番。その充実感やモチベーションが非常に大事で、それがなければ日々がつまらないものになる。そこには重きを置いている。僕のコンディションが落ちれば森保監督は自然に呼ばなくなるだろう。代表チームというのはそれくらい厳しい場所。ここ(浦和)でやるのが楽な道とは思わないし、期待やハードルは高いと思っている」

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