英代表監督、“不吉なジンクス”を打ち破ったスターリングを称賛 「常に危険な存在だった」

イングランド代表FWスターリング(10番)【写真:ロイター】
イングランド代表FWスターリング(10番)【写真:ロイター】

後半12分、フィリップスのラストパスを右足で押し込んで決勝点

 イングランドは現地時間13日、欧州選手権(EURO)でロシア・ワールドカップ(W杯)準優勝国のクロアチアを1-0で下して白星発進となった。ギャレス・サウスゲート監督は、メジャートーナメントでゴールできない“呪い”から解放されたFWラヒーム・スターリングについて「今日は常に危険な存在だった」と称賛した。

 大会初制覇を狙うイングランドは、初戦でグループD最大のライバルと目されるクロアチアと激突。チャンスを作りながらも決め手を欠いて前半をスコアレスで折り返すと、後半12分にMFカルバン・フィリップスからのラストパスを受けたスターリングが右足で押し込み、この試合唯一のゴールを奪い、イングランドに勝利をもたらした。

 マンチェスター・シティではゴールを量産してきたスターリングだが、これまで代表での大舞台では結果を残せずにいた。2014年のブラジルW杯をはじめ、16年のEURO、そして18年のロシアW杯はいずれも本大会で無得点に終わっていた。サウスゲート監督は英公共放送「BBC」の試合後インタビューで不吉なジンクスを破った26歳に賛辞を送っている。

「ラヒームの活躍は嬉しいよ。彼はトーナメントではゴールを決められないという呪いにかかっていたからね。今日の彼は最初から常に危険な存在だった。彼は素晴らしい選手だ。素晴らしいゴール記録を見ていれば、特にこの数シーズンは信頼に値する選手だということが分かる。彼もそのことを示すモチベーションに溢れていたと思う。彼にとっても、みんなにとっても、攻撃陣の厚みは必要になることは分かっている。大会を通じて彼らの存在が必要になるだろう」

 キャプテンのFWハリー・ケインを筆頭にGKからFWまで各ポジションにタレントを揃え、優勝候補の一つと目されているイングランド。サウスゲート監督もついに呪いから解放されたスターリングのさらなる爆発に期待を寄せているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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