なでしこJ、岩渕、田中ら5ゴールでメキシコ撃破! 五輪メンバー選考前に5-1快勝
東京五輪メンバー選考前ラストマッチでメキシコと対戦
なでしこジャパン(日本女子代表)は13日に国際親善試合メキシコ戦に臨んだ。東京五輪の最終メンバー選考前ラストマッチは、FW岩渕真奈の先制ゴールなどで5-1の勝利を飾った。
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日本は10日の国際親善試合・ウクライナ戦からスタメンが6人変更。DF熊谷紗希とDF清水梨紗、MF中島依美とMF長谷川唯、FW岩渕真奈といったチームの中核と目される選手が連続スタメンで、他のメンバーとの組み合わせを試していることが明らかな構成になった。
4月のパラグアイ戦、パナマ戦がいずれも7-0、ウクライナ戦が8-0という一方的な大勝だった最近の試合と比較して、どちらにも攻撃のチャンスのある展開になった。その中で前半の日本はなでしこリーグ4年連続得点王の実績を持つFW田中美南がビッグチャンスに絡んだが、右サイドからのラストパスを合わせたシュートはゴールポストを直撃。GKとの1対1は正面にシュートを打ってしまい、持ち前の決定力を生かせなかった。
一方、最終ラインで熊谷がボールロストしてそのまま持ち込まれた1対1のピンチはスタメンのチャンスを得たGK池田咲紀子がファインセーブ。そして前半35分、MF林穂之香のラストパスを受けた岩渕が相手DFを前に置きながら右足に持ち替えて冷静にシュートを決め、1-0と先制に成功してハーフタイムを迎えた。
すると後半立ち上がり1分、最終ラインからDF南萌華が左サイドへロングボールを送ると岩渕が反応。素早く中央にクロスを送ると、スライディングで飛び込んだ田中がコースを変えてゴールに。貴重な追加点を手にした。
しかし同4分、自陣深くでボールロストしたところから左サイドを切り崩され、ラストパスをFWアリソン・ゴンサレスに蹴り込まれて失点。2021年の国際試合で初失点になった。
それでも日本は同8分、素早いフリーキックでの再開で中島からペナルティーエリア内でパスを受けた岩渕がラストパスを送ると、MF籾木結花が蹴り込んで追加点。3-1として再びリードを2点にした。高倉麻子監督は同13分に籾木と田中に代え、ウクライナ戦で代表デビューして2ゴールのMF塩越柚歩と、18歳MF木下桃香を投入した。
さらに同27分にはMF杉田妃和とFW遠藤純を入れて4-3-3に変更。すると1分後には遠藤が左サイドを突破してラストパスを送り、逆サイドで受けた木下が右足で代表初ゴールとなるシュートを決め4-1に。同42分には中島のパスに抜け出した遠藤が決めて5-1とした。
このまま勝利した日本は今月中に東京五輪の最終メンバー18人が発表される予定で、来月には国際親善試合(対戦相手未定)を1試合行い、本大会での戦いをスタートする。
(FOOTBALL ZONE編集部)