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「問題はメッシ依存症だ!」 アルゼンチン代表でバッシングされる“無冠”のエースに天才司令塔が擁護
リケルメ氏が強豪国の問題点を指摘
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシはバルセロナで数多のタイトルを獲得し、栄光を手にし続けてきた一方で、代表でのタイトルはほぼ無縁だ。かつてメッシとともにアルゼンチン代表でプレーした天才司令塔ロマン・リケルメ氏は南米の名門国の重度のメッシ依存症を指摘している。米テレビ局「FOXスポーツ」のインタビューに応じたもの。
リケルメ氏は運動量やスピードに欠けるもの、味方の動き出しを一瞬も見逃さぬスルーパス、巧みなキープ力を武器に、古き良きナンバー10として君臨。天才司令塔としてビジャレアル、ボカ・ジュニアースで存在感を放ち、2006年ワールドカップドイツ大会ではメッシとともにプレーした。また08年の北京五輪でもオーバーエージ枠で選出され、メッシとともに金メダル獲得に大きく貢献した。
「メッシのような選手は、世界中のどんなところを探したっていないよ。僕はアルゼンチン人で、彼と一緒にプレーできたことは本当に幸運だと思っているんだ」リケルメ氏は現役時代に競演できたことを誇りとしている。
一方で、UEFAチャンピオンズリーグにリーガ・エスパニョーラ、クラブW杯などバルセロナでことごとくタイトルを制しているのに比べて、メッシのアルゼンチン代表でのメジャータイトルは北京五輪のみ。“メッシはアルゼンチン代表で輝けない”との批判が巻き起こり、メッシはアルゼンチン国民からのあまりのバッシングから代表活動休止の可能性も検討したほど。だが、それは周囲の責任だとリケルメ氏は指摘する。
「メッシは依存され、一人でプレーすることを強いられている。彼は世界でナンバーワンの選手なんだ。だからこそ我々は彼のサポートをしなければならない。彼がトップフォームを保っていれば、間違いなくアルゼンチンは今回のコパアメリカ制覇に近い位置にいることは間違いない」