「ナイキvsアディダス」が火花!? EUROの“もう一つの戦い”に海外メディア注目

ユニフォームサプライヤーに注目している【写真:Getty Images】
ユニフォームサプライヤーに注目している【写真:Getty Images】

出場国のユニフォームはナイキが9チーム、アディダスが8チームと占有

 欧州選手権(EURO)は、新型コロナウイルス禍による1年の延期を経て、現地時間6月11日に開幕する。全24カ国がしのぎを削るなか、英メディア「The Athletic」は「ナイキvsアディダス EURO2020のブランドの戦い」とユニフォームサプライヤーに注目している。

 FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)擁するフランス、イングランド、イタリアなどが優勝候補に挙げられる一方、記事では“もう一つの戦い”に注目している。

 参加24カ国のうち、ナイキがフランス、イングランド、オランダ、ポルトガルなど9チーム、アディダスがドイツ、スペイン、ロシアなど8チームのサプライヤーを担当。そのほかはプーマが4カ国(イタリア、チェコ、スイス、オーストリア)、ヒュンメル(デンマーク)、ホマ(ウクライナ)、ヤコ(西マケドニア)がそれぞれ1カ国で、ナイキとアディダスで全体の70%以上を占有している。

 英コンサルタント会社「Sportsology」のクリス・ブレイディ教授は、「9対8? ほとんどカルテル(複数の企業が互いの競争を避けて、利益増大を図るための協定を結ぶこと)だ」と、両メーカーの影響力の大きさについて語っているという。

“優勝国のサプライヤー”という肩書を懸けて、1カ月間、水面下でこちらも熱い戦いが繰り広げられそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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