U-24日本代表、ガーナ戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 “OA組”級の働きを見せたのは?

OA枠の遠藤航が攻守に違いを創出 ボランチの相棒・田中もボール奪取で攻撃陣を援護

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■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★★★

 A代表戦に続き、格の違いを見せつけた。ドイツ1部ブンデスリーガで“デュエル王”に輝いた自慢のボール奪取力を存分に発揮し、素早い切り替えから攻撃のギアを上げた。2列目の堂安や久保が自由にプレーできたのも、遠藤がいる安心感も大きい。五輪本大会で世界の強豪と戦ううえで、欠かせない戦力だと改めて印象づけた。

■田中 碧(川崎フロンターレ)=★★★★☆

 遠藤航と並び、試合を支配する原動力となった1人。アフリカ勢の選手を弾き飛ばすほどの迫力あるチャージで何度も攻撃の芽を摘み、前半途中からは最終ラインに落ちて組み立てにも効率良く参加した。攻守両面で違いを作れるだけに、遠藤航との相性も良さそうだ。

■堂安 律(ビーレフェルト)=★★★★☆(→後半22分OUT)

“10番”として、先制弾を含む1得点1アシストの活躍。とりわけ、久保との流動的なポジションチェンジからの攻撃は息が合っており、右サイドから次々とガーナのゴールに襲い掛かった。ドリブル突破だけでなく、中央でためて、周囲を生かすプレーもできることをしっかり証明した。

■久保建英(ヘタフェ)=★★★★☆(→後半33分OUT)

 先制点につながるシュート、20歳“初ゴール”となる一撃など、勝利に貢献するパフォーマンスを披露。A代表戦から中1日で、終盤は足をつりかけ、ミスが増えたことを反省していたが、それでも攻撃の中心に居続けたのは間違いない。

■相馬勇紀(名古屋グランパス)=★★★☆☆(→後半13分OUT)

 サイドから果敢に仕掛けていたが、クロスなどラストプレーの精度が上がらずにいた。それでも、後半立ち上がりに堂安のスルーパスからゴールネットを揺らしてお役御免。今年3月にU-24アルゼンチン代表戦で共闘した久保との連携も悪くはなかった。

■三笘 薫(川崎フロンターレ)=★★★☆☆(←後半13分IN)

 独特のリズムからのカットインで相手の間を割り、何度もペナルティーエリア内に侵入。なかなかチャンスを仕留めきれなかったなか、ゴールラッシュを締めくくる6点目を鮮やかな連携から奪ったが、堂安&久保とのコンビネーションをもう少し見たかったところだ。

(出場なし)
三好康児(アントワープ)

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