「ボックス端から輝かしい一撃」 オランダ代表エース、“GK無力化”FK弾を海外称賛
デパイがスコットランド戦で2ゴール、土壇場で敗戦危機を救う華麗なFK弾
オランダ代表は現地時間2日、国際親善試合でスコットランド代表と対戦し、2-2で引き分けた。欧州選手権(EURO)を前に課題も見える一戦となったが、エースのFWメンフィス・デパイ(リヨン)が2ゴールと躍動。特に終了間際に決めた鮮やかな直接FK弾には、海外メディアからも「輝かしい一撃」など称賛の声が上がっている。
オランダは今回のEUROでウクライナ、オーストリア、マケドニアとグループCで同居。13日のウクライナとの大会初戦に向けて2試合のテストマッチを予定している。そのうちの1試合であるスコットランド戦が2日に行われたが、前半10分に早々と失点。同17分にデパイが同点ゴールを決めるも、後半18分に再び勝ち越しを許してしまう。
そんな敗色濃厚のチームを救ったのがデパイだった。後半44分、ペナルティーエリア手前、左サイドで得た直接FKの場面。キッカーを務めたデパイが角度をつけた助走から右足を振り抜くと、強烈な回転がかかったシュートが5人の壁の脇を抜けてファーサイドネットへ一直線。スコットランド代表GKクレイグ・ゴードン(ハーツ)は一歩も動けず、ボールの軌道を目で追うことしかできなかった。
チームを敗戦から救った鮮やかな一撃を、英サッカー情報サイト「CaughtOffside」は「ボックスの端から輝かしい一撃でクレイグ・ゴードンを驚かせ、母国を救った」と報道。オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターも「センセーショナルなフリーキック」と称えている。
テストマッチとはいえ、土壇場でチームを救うビューティフル弾を決めたデパイ。チームは2失点と課題を残したものの、EURO本大会に向けてエースの調子は上向きのようだ。
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