原口元気、左サイドの“定位置争い”へ意欲 南野拓実が君臨も…「取りにいきたい」

チーム状況について語った日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)【写真:Getty Images】
チーム状況について語った日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)【写真:Getty Images】

10-0で圧勝したミャンマー戦に途中出場、後半投入後のプレーへ言及

 日本代表は30日、オンライン会見を実施した。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦(28日/10-0)で途中出場したMF原口元気(ウニオン・ベルリン)は、現在のチーム状況について「右肩上がりに成長している」と印象を語っている。

 勝てばアジア最終予選進出が決まるミャンマーとの一戦で日本は、前8分にMF南野拓実(サウサンプトン)が幸先良く先制点を奪うと、怒涛のゴールラッシュを展開。FW大迫勇也(ブレーメン)が前半だけでハットトリックを達成すると、後半に入ってさらに6点を加え、3月30日のモンゴル戦(14-0)に続く二桁得点での圧勝劇を演じた。

 後半17分に途中出場した原口は、ゴールこそ奪えなかったものの、シュート3本を放つなど積極的な仕掛けで存在感を顕示。そのミャンマー戦について、原口はこの日のオンライン会見で「大量得点で勝っていたので、最後まで緩めないことと、僕自身が結果を出しにいくことを考えた」と、自らのプレーを振り返った。

 日本はW杯アジア2次予選でここ2試合、二桁得点中。格下国とはいえ、圧倒的な実力差を示し続けているチーム状況については「すごく良い雰囲気、右肩上がりに成長している。最近、強い相手と戦っていないので力試しはできていないけど、アジア相手でも今できることはできていると思う」とポジティブな印象があることを語った。

 自身が不在だった3月シリーズを含め、ここ3試合では主戦場とする左サイドハーフにMF南野拓実(サウサンプトン)が入り、トップ下のMF鎌田大地(フランクフルト)と好連係を築いている。

 この状況を「非常に良いと思う。拓実が上手く中と外を使い分けながら賢くプレーしているなと、見ていて思う」と、心境を明かした原口。一方で「ポジションを取りにいきたい」と意気込む30歳のアタッカーは「適応できると思うし、サイドでの良さを出していけると思う」と、激しい争いからのポジション奪取を誓った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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