「最終段階でいつもミス」 ローマ戦不発のミラン本田の決定力の無さをイタリアメディアが断罪

切ない落第点 屈辱のリーグ1得点締め

 ACミランは14日のリーグ最終戦となる本拠地ASローマ戦で3−1で完敗し、来季のUEFA欧州リーグ(EL)出場権を確保できる6位以内を確保できなかった。日本代表FW本田圭佑は4試合ぶりのフル出場を果たしたが、地元メディアから「最終段階でいつもミス」と一刀両断されている。今季1得点3アシストという屈辱の数字で終わった背番号10は決定力不足を断罪されている。

 ミランは後半戦に圧倒的な強さを示したローマに本拠地で蹂躙された。前半19分に相手MFストロートマンのループ気味のスルーパスにFWサラーがゴール前に持ち込み、1対1のチャンスでシュート。左足で先制点を決めた。後半14分には司令塔ピャニッチのチップキックに抜け出した、かつてのミランの至宝と呼ばれたFWエルシャラウィが胸トラップから右足で技ありの追加点を決めた。後半37分には途中出場のトッティが個人技でエリア内を打開。英雄のヒールパスにサラーが強烈なミドルシュートを放ち、こぼれ球をMFエメルソンが押し込んだ。

 ミランは3−0でリードを許した後半42分にDFカラブリアのクロスからバッカが胸で合わせてシュート。GKシュチェスニーの弾いたところを押し込み、一点を返すのが精一杯。クリスティアン・ブロッキ監督は苦々しい表情でピッチを見つめていた。

 ミラン専門ニュースサイト「Milannews.it」ではフル出場を果たした本田は5点という落第評価を与えられている。

「常に最終段階でミスをする。フリーなシュートでもだ。同点弾を決めなければならなかった」

 

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