浦和、先発8人変更でもチーム力が落ちないワケ ロドリゲス監督が送ったメッセージは?

勝利が絶対条件の状況は「天皇杯のようなカップ戦の一発勝負に似ていた」

 リーグ戦を含めても今季のベストゴールとすら言えるような得点二つだったが、ロドリゲス監督は「技術的にレベルの高い選手たち、汰木、小泉、武田、興梠の絡んだプレーに宇賀神(友弥)や山中という攻撃参加できる選手たちがいて良い攻撃ができた。ガンバ戦よりも崩しのコンビネーションが出せた。今回のメンバーも技術的にうまい選手たちがいたので、その良さを出すことができたと思う」と、チーム全体の底上げに手応えを話した。

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 就任1年目であり、試合の勝敗のみならず内容を向上させてチーム作りをしていく部分を話してきたロドリゲス監督だったが、この試合は引き分けが許されないというまったく別の状況だった。それだけに「こういう試合でもし仮に彼らが先制すれば、我々とすれば逆転しなければいけなくなる。入りが良かったのが大事なこと」と勝因を語った。

 そのうえで、「今回も一つの決勝のような試合。天皇杯のようなカップ戦の一発勝負に似ていた。先制点が大事だと話していた。そのとおり、彼らは良い入りをして点も取ってくれた。しっかりと話したこと、メッセージを受け止めてくれた」と、選手たちを称えた。

 スタメンを8人入れ替えたうえに、センターバックも45分ずつで予定された交代を行ったゲームだったが、改めて今の浦和がチーム全体にコンセプトが浸透していることを示した。2勝3分1敗で首位通過となった浦和は、プレーオフステージではヴィッセル神戸と対戦する。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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