南野拓実は「取るに足らない選手だった」 “アピール失敗”で英メディア辛口評価
フルハム戦で2試合連続スタメンも、結果を残せずチーム最低評価の採点
サウサンプトンの日本代表FW南野拓実は現地時間15日に行われたプレミアリーグ第36節フルハム戦(3-1)に2試合連続スタメン出場したが、得点なく後半31分に途中交代となった。チャンスに絡む場面も見られたが、現地メディアの採点ではチーム最低評価となり「ボールを持っても無駄にしてしまう」と厳しい意見をぶつけられている。
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南野は前節クリスタル・パレス(3-1)戦に続き、2試合連続でスタメン出場。今回も4-4-2システムの右の攻撃的MFとして先発出場した。試合開始早々4分に最終ラインの裏へと走り込んでボールを呼び込むなど、積極的にゴールを狙う動きを見せる。
するとサウサンプトンは前半27分に右サイドのFKからFWチェ・アダムスが右足で先制ゴールを奪った。1-0で迎えた後半15分には南野からパスを受けたMFスチュアート・アームストロングが右サイドへ展開し、オーバーラップしていたDFカイル・ウォーカー=ピータースのクロスを途中出場のMFネイサン・テラが押し込んでリードを広げた。
南野はフルハムに1点を返された直後の同31分に元イングランド代表FWテオ・ウォルコットとの交代でピッチを後にした。特に後半はスペースでパスを受けてチャンスにつなげるシーンも何度かあり、チームの2点目の場面では起点にもなったが、それ以外では決定的な働きを見せることはできなかった。また、後半37分には南野に代わったウォルコットがダメ押しの3点目を決めた。
英地元メディア「Hampshire Live」の選手採点で南野は前節のクリスタル・パレス戦に続いてまたもチームワースト評価の4点。「彼はとても取るに足らない選手だった。そのことはハーゼンヒュットル監督もわかっているだろう。全体的に試合に入るのに苦労していた。ボールを持ってもそれを無駄にしてしまっていた」と辛口の寸評をつけられた。チームが連勝を飾った中で、ゴールに絡めずにいた南野には非常に厳しい目が向けられている。
南野がアピールに手こずっていた一方、途中出場後すぐに結果を出したMFネイサン・テラと高精度のキックで先制点をアシストしたMFジェームズ・ウォード=プラウズがトップタイの9点。南野に代わって出場し、得点も決めたウォルコットら6選手が7点でそれに続いた。
プレミアリーグも残り2節。出場機会を求めてサウサンプトンへやってきた南野は自身の価値をあらためて証明することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)