名古屋FW柿谷曜一朗、“シュート0本”での敗戦を反省 「それこそミスのようなもの」

名古屋の柿谷曜一朗【写真:佐藤彰洋】
名古屋の柿谷曜一朗【写真:佐藤彰洋】

前半42分から途中出場するも、チームとしてチャンスを掴めず鹿島に0-2で敗戦

 名古屋グランパスは、12日に行われたJ1リーグ第21節鹿島アントラーズ戦に0-2で敗れた。本拠地・豊田スタジアムでシュートを一本も撃てず、途中出場のFW柿谷曜一朗は試合後、「前の選手の得点が少ないのは、それこそミスのようなもの」と悔やんだ。

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 首位・川崎フロンターレに2連敗を喫するなど、直近5試合で1勝1分3敗と失速気味の名古屋は、前半32分に相手のコーナーキックを守護神ランゲラックがキャッチし切れずにこぼしてしまう。これを鹿島DF犬飼智也に押し込まれ、本拠地で先制を許してしまう。

 名古屋は前半42分にFW山﨑凌吾に代えて柿谷を投入し、後半にもFWガブリエル・シャビエル、FW相馬勇紀をピッチに送り込んだが、チャンスを作れず。逆に後半41分に追加点を奪われ、チームとしてシュートを一本も打てないまま、0-2で敗れた。

 柿谷は試合後のオンライン会見で、先制点を奪われた場面について、「ミスは誰でもある」と守護神を擁護。逆に、攻撃陣の1人として、シュートを撃てなかったことを反省した。

「これだけ危ないシーンを守ってきてくれた選手が、一度のミスでどうこうというのは誰一人選手も思っていない。それより、今日の試合で言えば、僕たち前の選手がシュートを打てなかった。シュートがゼロだったと試合後に気づいたということは、それだけ鹿島さんに上手く守られていたということに尽きると思う。前の選手の得点が少ないのは、それこそミスのようなもの。目に見えることじゃなくて、一人一人が全員のミスをカバーできるようにならないといけない」

 名古屋は、チーム最多得点者がボランチのMF稲垣祥(5ゴール)で、FWマテウスがそれに次ぐ4ゴール。山﨑が3点、相馬が2点、柿谷が1点とアタッカー陣のパンチ力不足は否めない。ただ、柿谷は「自分たちを分析して、自分たちのサッカーを90分やるだけ」と前を向く。

「相手の人数が多い少ない関係なく、僕とか(山﨑)凌吾とか、前で体を張って戦わないといけない選手がボールをしっかりと収めないといけない。そのあとのところは、連携だったり、ボランチの押し上げ、サイドバックの押し上げ、いろんな話があると思う。最初に僕たちが収める仕事をしないといけない。守備はハードワークしていないとは思わないけど、僕たちならもっとやれる。もう一度自分たちがやるべきことをやるだけだと思う」

 百戦錬磨の柿谷は、苦しい状況の中でも気持ちを切り替えて改善点を探っていた。

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