ラニエリによって”再生”された男たち

　ここからは、クラウディオ・ラニエリ監督の手腕により市場価値を再上昇させた選手が紹介されている。30歳になるDFクリスティアン・フクスのこれまでの市場価値のピークは、ドイツのシャルケに在籍した2013年の800万ユーロ（約10億円）だが、昨季の時点では300万ユーロ（約4億円）まで下がっていた。しかし、今季の活躍により、その価値は再上昇している。現在は450万ユーロ（約5億8000万円）の市場価値と算出されている。

　同様に、29歳の右サイドバックであるダニー・シンプソンも、ニューカッスル時代の2013年に550万ユーロ（約7億円）まで上昇させたのが最高額になり、昨季の時点では200万ユーロ（約2億6000万円）だった。しかし、現時点での市場価値は300万ユーロ（約4億円）まで回復させている。

　32歳のジャマイカ代表DFウェズ・モーガンは、レスター加入後に200万ユーロ（約2億6000万円）ほどまで価値を上げていたが、昨季終了時に150万ユーロ（約2億円）に下げていた。しかし、今季のプレミア制覇に貢献した活躍によりV字回復を果たし、過去最高の250万ユーロ（約3億2000万円）に価値を高めている。

　また、センターバックコンビを組む31歳のロベルト・フートも復活を遂げた選手だ。チェルシーなどでプレーした実力者の最高額は、ミドルスブラ所属の2007年当時の900万ユーロ（約11億7000万円）で、続くストーク・シティでプレーした際も800万ユーロ（約10億円）を維持していた。しかし、近年は一気に数字を下げて550万ユーロ（約7億円）に。しかし、今季のリーグ制覇によって、600万ユーロ（約7億8000万円）に価値を再上昇させている。