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中村俊輔、古巣セルティックへの熱い思いを告白 「まだニュースや試合を見ている」
英紙「ガーディアン」で所属当時を回想「僕のプレースタイルや人生にマッチした」
横浜FCのMF中村俊輔はイタリア、スコットランド、スペインの海外3カ国でプレーし、日本代表でも一時代を築いた日本サッカー界のレジェンドだ。とりわけ、スコットランドの名門セルティックでの活躍は退団から長い年月が経っても語り継がれており、地元で英雄として愛され続けている。英紙「ガーディアン」のインタビューによれば、中村は今でもセルティックの状況を追っているという。
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中村は2002年に横浜F・マリノスからイタリア1部レッジーナへ移籍。3年間のプレーを経て、05年夏にスコットランド1部セルティックと契約した。在籍4年でリーグ優勝3回、06-07シーズンには年間MVPに輝くなど、レジェンドの1人として今も高い人気を誇っている。06-07シーズンのCLグループステージ、マンチェスター・ユナイテッドとの2試合で決めた2本の直接FK弾は、セルティック時代のハイライトとして刻まれている。
英紙「ガーディアン」は「シュンスケ・ナカムラは42歳でまだプレーしている」と見出しを打ち、「日本のプレーメーカーがセルティックで4年の成功を収めてから、長い月日が経過した。降格圏に沈むチーム(横浜FC)の中で多くの出場時間を得られていないが、日本のトップリーグでプレーしている」と言及。同時に、セルティックに対する中村のコメントも伝えている。
「僕はまだセルティックを追っていて、ニュースや試合を見ている。今季のレンジャーズは強く、チャンピオンシップ(優勝)に値したと思う。セルティックが、レンジャーズ優勝の悔しさを糧に、来シーズン勝つことを願っている」
2009年の退団から12年が経過するも、セルティックの結果をチェックしていると明かした中村。今季はライバルのレンジャーズに勝ち点20差以上をつけられ、優勝を許した古巣の状況についても触れた。一方で、当時の環境は自分にマッチしていたと振り返っている。
「僕のプレースタイル、僕や家族の人生とグラスゴーの街は上手くマッチしていた。子供の幼稚園は僕らをすごく歓迎してくれた。僕は英語が得意ではなかったけど、彼らは会話を理解しようとしてくれたし、地元の人たちが他人をリスペクトし、気遣っているのが感じられた。とても楽しく、幸せな時間だった」
中村にとっても、セルティックにとっても、地元ファンにとっても、濃密で幸せな4年間だったと言っていいだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)