主力に次々と移籍の噂も、ラニエリ監督は「CLを経験せよ」と進言

　132年の歴史で初のプレミアリーグ優勝を成し遂げたレスターは、今季MVP候補にノミネートされたフランス代表MFエンゴロ・カンテなど一部主力に移籍の噂が浮上している。しかし、クラウディオ・ラニエリ監督はUEFAチャンピオンズリーグ（CL）での戦いが控える来季に向け、主力選手は残留すると主張した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

　快進撃を支えた選手たちに関しては、シーズン中からビッグクラブが獲得に興味を持っていると何度も報じられてきた。PFA（プロサッカー選手協会）年間最優秀選手賞を受賞したアルジェリア代表MFリヤド・マフレズには、バルセロナなどが獲得に手を上げていると言われるが、スペイン王者からのオファーを断り残留を決意したと報じられている。

　カンテやイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディといった選手も今夏の移籍市場の目玉と言われているが、指揮官は「（主力の慰留は）可能だと感じている。おそらく全ての選手が残る」と、現有戦力の維持に自信を見せた。

「私たちにとって選手の残留はとても重要なこと。これは選手たちにとっても重要なんだ。なぜなら、彼らはCLを知らない。ここを出て行けば、それは彼らのためにならない。もう1年ここで成長し、それから好きなところに行くほうがいい」