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“5001倍の大穴”レスターが万感の戴冠セレモニー 貫録の3発で奇跡の瞬間を彩る
ホーム最終戦でエバートンに3-1完勝 感無量の表情で優勝トロフィーを掲げる
“ミラクル・レスター”の初優勝を、本拠地キングパワー・スタジアムは様々な仕掛けで祝った。7日の第37節エバートン戦にレスターは3-1で勝利したが、試合前に著名なイタリア人テノール歌手が生歌を披露し、ピッチ上には星のマークを刈り込むなど終始パーティームードに包まれた。試合後のセレモニーでは日本代表FW岡崎慎司が優勝メダルとカップを受け取り、クラウディオ・ラニエリ監督らとともに万感の表情を見せた。
クラブ創設132シーズン目にして悲願のリーグ初制覇を果たしたチームに対して、レスターファンはパーティームードで迎えた。ラニエリ監督と同じイタリア人のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ氏が駆けつけて名曲「Time Say Goodbye」などを披露した。またピッチ内の芝生の刈り込みにも工夫が凝らされ、星形があしらわれた。選手もMFリヤド・マフレズがトロフィーの刺しゅうをあしらったスパイクを履くなど、祝福ムードに包まれた。
その勢いに乗ってチームも試合で躍動する。前半5分、スローインを受けたキングが右サイドからシンプルなアーリークロスを上げると、いち早く飛び込んだヴァーディが右足ダイレクトで合わせて1-0と先制。同32分にはキングが右足を振り抜き2-0と追加点を挙げる。さらに後半20分にヴァーディが得たPKを自身が決め、試合を決定づけた。
3-1での試合終了後、ラニエリ監督と選手たちは一度ロッカールームに下がってから優勝セレモニーに臨んだ。まずは5試合以上に出場した選手に記念メダルが贈呈される。岡崎らが満面の笑みで受け取ると、最後は主将のDFウェス・モーガンとラニエリ監督がプレミアリーグの優勝カップを掲げた。イタリア人指揮官はトレードマークの眼鏡を外して感無量の表情を浮かべ、選手たちは何度もカップを掲げた。