「ルール上、PKではないはず」 CLの物議を醸す“ハンド判定”の瞬間に英注目
ドルトムントはシティに1-2で敗れベスト8敗退 MFジャンのPK献上が勝敗を左右
ドルトムントは現地時間14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティと対戦し、ホームで1-2と敗戦。2戦合計スコア2-4でベスト8敗退となった。そんななか、勝敗の行方を左右した後半7分のPK判定の場面に英メディアは「ルール上、PKには該当しないはずだった。しかし、VARがそれを許した」と言及している。
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敵地での第1戦を1-2で落とすも、アウェーゴールを持ち帰っていたドルトムントは前半15分にMFジュード・ベリンガムが先制点を奪い、ベスト4進出へ前進する。しかし、1-0で迎えた後半7分、相手MFフィル・フォーデンのクロスをMFエムレ・ジャンがヘディングでクリアした後、ボールが腕に接触したとして主審はPK判定を下した。
これに対しジャンは、ヘディングの後に腕に当たったと抗議。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での確認を挟んでも判定は覆らず、MFリヤド・マフレズにPKを決められ同点に。勢いを失ったドルトムントは後半30分にフォーデンに追加点を決められ、1-2と逆転負け。2戦合計スコア2-4でベスト8敗退を余儀なくされた。
そんななか、勝敗の行方を分けたPK判定の場面が物議を醸している。英メディア「スポーツ・バイブル」は「文字通りペナルティが与えられたが、多くのサポーターは主審が判定を誤ったと感じている」と取り上げ、「伸ばしきった腕にボールが当たったため、ルール上、PKには該当しないはずだった。しかし、VARがそれを許した」と言及している。
ボールが頭に当たった直後に腕に接触した場合、ハンドには該当しないルールが規則として定められているはずだが、VARの確認を通してもジャッジが覆らなかったことに対し、疑問を投げ掛けていた。今後、ハンドの基準はサッカー界でも大きな話題となりそうだ。