レアル会長がジダン監督続投を決断か!? C・ロナウドも「心酔」する手腕に名物オーナーも感銘

空中分解寸前からの再建

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、1月に就任すると、空中分解寸前だったチームを今季首位バルセロナと勝ち点1差の3位まで引き上げ、UEFAチャンピオンズリーグ決勝へと導く手腕を発揮した。それが評価され、来季も続投となることが決まったと、スペイン地元紙「AS」が報じている。

「フロレンティーノは数週間前に決断した。そして、チャンピオンズリーグ決勝進出は決定に重要な影響を与える」

 名物会長のフロレンティーノ・ペレス氏の関係者が、ジダン続投を証言したとリポートされている。

 ジダン監督は今 季、レアルのBチームであるカスティージャを率いていたが、前任者のラファエル・ベニテス氏が解任されると、1月4日に緊急昇格となった。スーパースターぞろいのチームで選手との関係も悪く、国王杯32強カディス戦で出場資格のない選手を起用し、失格処分となるなど不運の重なったベニテス体制を、かつての天才司令塔は見事に立て直して見せた。

 現在リーグ戦10連勝で、欧州CL準決勝ではマンチェスター・シティを1-0で退けた。決勝の舞台でアトレチコ・マドリードとダービーマッチを繰り広げることになる。

 2月のアトレチコとのリーガでのダービー戦で敗れた後は今季限りで解任の報道も飛び交った。ジョゼ・モウリーニョ元監督の復帰の可能性も浮上したが、関係者は「ジダンはホームで のアトレチコ戦敗北で厳しい時を過ごした。だが、フロレンティーノは複雑な状況からチームを浮上させた彼の手腕に感銘を受けている」と語ったという。

 

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