監督人生初のリーグ優勝の息子は「イギリスの王様」 96歳ラニエリ母も”無冠”返上にご満悦

優勝決定の瞬間をローマの実家で母と迎えたラニエリ監督

 レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督の96歳の母親レナータさんが、30年間の指導者人生で1部リーグ優勝のタイトルを初めて手にした息子を「イギリスの王様」と自画自賛している。イタリア地元紙「ラ・レプブリカ」が報じている。

 優勝決定時にイタリア人の知将が過ごした人は、ローマで暮らす母親だった。前日に敵地マンチェスター・ユナイテッド戦を1-1で終えた指揮官は、そのままローマに出発。ローマ市内の実家で昼食を食べながら、レナータさんと2位トットナムとチェルシーの試合をテレビ観戦した。健康状態に注意を払う「修理屋」の異名を持つ指揮官は前菜を抜き、ステーキとチコリーを食べ、最後はイチゴのレモンと砂糖あえでランチを締めくくったという。

「最後のホイッスルを聞いた時に涙が止まりませんでした。孫や甥が電話してきたので、クラウディオとは最後に話ができました。嬉しそうでした。家族みんな幸せです。やっとホッとできました」

 96歳の母親はこう語った。レスターの躍進は全試合見ていたという。「すべての試合を見ていたので、とめどない感動がありました。息子は私に電話してきて、すべての情報をアップデートしてくれました。今朝は朝刊を買ってきました。見出しを見ましたよ。本当に嬉しかった」

 

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