町田MF長谷川、「影響を受けた」横浜FM時代の先輩&思わず見とれた技巧派MFは?

FC町田ゼルビアでプレーするMF長谷川アーリアジャスール【写真:©FCMZ】
FC町田ゼルビアでプレーするMF長谷川アーリアジャスール【写真:©FCMZ】

【インタビューVol.2】横浜FM時代に中学の先輩・河合竜二に“プロのイロハ”を学ぶ

 J2のFC町田ゼルビアに所属するMF長谷川アーリアジャスールは、Jリーグで通算276試合(J1計251試合、J2計25試合)に出場し、2012年に日本代表選出、15-16シーズンにスペイン2部サラゴサでプレーした経験も持つ。抜群のクオリティーを誇る技巧派MFに、「影響を受けた選手」や「上手いと思う選手」を訊いた。

 ボランチ、サイドハーフ、トップ下と中盤のポジションをマルチにこなす長谷川は、サッカーを始めた11歳の頃から、元ブラジル代表MFカカとともに憧れてきた選手がいる。

「(元フランス代表MFジネディーヌ・)ジダンが大好きです。ACミラン時代のカカも好きでしたけど、ジダンはそれ以上。あのエレガントな感じに憧れました。真似できるレベルではなかったですけどね(笑)」

 そんな長谷川は、2007年に横浜F・マリノスでプロキャリアをスタート。当時のチームには、DF松田直樹、DF中澤佑二、DF栗原勇蔵、MF山瀬功治、FW坂田大輔ら日本代表経験者が揃っていた。1人の選手として、1人の人間としての心構えを学ぶことができたと振り返る。

「練習でマツ(松田)さん、中澤さん、河合竜二さんのディフェンスを見た時に抜ける気がしませんでした(笑)。プロに入ったばかりで、あの衝撃度は今も覚えています。マツさんは本当に『サッカー小僧』という感じ。ロッカーでずっとヨーロッパサッカーの話をしていたし、試合に出られなければ一番悔しがって、サッカーにひたむきに、真摯に向き合っていたイメージが残っています。

 河合さんからも、多くのことを学ばせていただきました。河合さんは埼玉県の同じ中学校(鶴ヶ島中)出身なんです。河合さんはFC鶴ヶ島、僕は長鶴サッカースポーツ少年団で、ライバルチーム。マリノスでチームメートになって、すごく仲良くさせてもらって、プロサッカー選手としてだけでなく、1人の人間としてこうあるべきだと、大きな影響を受けました」

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