元ドイツ代表DFが称賛、ベテラン長谷部の“プロ精神” 「これまで見たことがない」
ヴォルフスブルク時代の同僚DFシェーファー氏、長谷部の振る舞いに感銘
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、今季も主力としてチームを牽引する。現地時間10日に古巣ヴォルフスブルクとのリーグ戦を控えるなか、ドイツメディアは古巣時代に共闘した元ドイツ代表DFマルセル・シェーファー氏の談話を紹介。プロ選手としての長谷部の振る舞いを称賛している。
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長谷部は2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに加入し、08-09シーズンにはリーグ優勝を経験。その後、ニュルンベルクを経て14年にフランクフルトに移籍し、今季でブンデスリーガ通算14シーズン目を迎えた。リーグ現役最年長となる37歳ながらもトップフォームを維持し、フランクフルトとの契約を22年6月30日まで延長した。
”大ベテラン”となっても第一線で活躍し続ける姿には、ヴォルフスブルク時代の同僚も感銘を受けているようだ。ドイツメディア「SPORTBUZZER」は古巣時代に長谷部と共闘し、現在は同クラブのスポーツディレクターを務めるシェーファー氏の談話を紹介。同氏はヴォルフスブルク時代、長谷部のサポートを務めたようで「彼は信じられないほど早くドイツ語を覚えた。時々彼をからかっていたからこそ、習得が早かったのだと思う」と回想しつつ、現在もブンデスリーガのピッチに立ち続けられる理由を「信じられないほどの規律正しさによるもの」だと指摘し、プロとしての姿勢に賛辞を送っている。
「私も現役時代は非常にプロフェッショナルに仕事をしていた人間だが、マコトは徹頭徹尾、模範的なプロフェッショナルであり、睡眠や栄養、再生に関することに関しては、これほどまでに見たことがない。私が知る限り、最もプロフェッショナルな選手だ」
来年には38歳を迎え現役引退もちらついていたなか、今年3月にフランクフルトとの契約を22年6月30日まで延長。シェーファー氏は長谷部の人間性を評価した上で、”引き際”は周囲から促されるのでなく、自らで決められるものだと指摘している。
「選手を続けていてもある時点で、新しい章を始めるようになる。しかし、彼にはそれが見当たらない。スポーティな終わりを迎えることになれば、私は彼自身がその決断をすることを望む。怪我やコーチなどが決めることではない。彼は自分のことを自分で言えるはずです」