なでしこジャパン、パラグアイに7-0大勝 高倉監督も評価「攻守ともファイトしてくれた」

パラグアイ代表に快勝したなでしこジャパン【写真:Getty Images】
パラグアイ代表に快勝したなでしこジャパン【写真:Getty Images】

南の代表初得点を皮切りに、大量7ゴールを挙げて快勝

 なでしこジャパン(日本女子代表)は8日に国際親善試合パラグアイ戦に臨み、7-0で快勝した。

 高倉麻子監督は、イングランドのアストン・ビラでプレーするFW岩渕真奈やアメリカのワシントン・スピリッツでプレーするDF宝田沙織をスタメン起用。また、今季から日テレ・東京ヴェルディベレーザに移籍したMF北村菜々美がフル代表にデビューした。

 立ち上がりから敵陣でほぼハーフコートゲームにして攻撃を繰り返した日本は前半6分、セットプレーの二次攻撃からゴール前のこぼれ球をDF南萌華が蹴り込んで先制。南はこれが代表初ゴールになった。

 先制後も変わらずほぼ敵陣でゲームを進めながらも単調な攻撃で決定機を作れなかった日本だが、前半26分にはボランチのMF三浦成美が中央を割って攻撃参加し、岩渕へラストパス。これを相手と競り合いながら岩渕が決め、同36分にはゴール前に入れたフリーキックのボールが相手のオウンゴールを誘い、前半を3-0で終えた。

 後半も一方的な展開のなか、同7分に再び中央から攻撃参加した三浦のラストパスをFW菅澤優衣香がゴール。さらに後半18分には、最終ラインから蹴り込んだ宝田のロングボールがバウンドしたところ、相手GKが目測を誤って頭を超えたボールを岩渕が押し込んで5-0とした。

 日本は後半21分に3枚同時交代で、FW浜田遥が代表デビュー。アメリカのOLレインFCでプレーするFW籾木結花と、ドイツのレバークーゼンに期限付き移籍中のFW田中美南がピッチに立った。さらに同35分にはスウェーデンのAIKへ移籍したMF林穂之香も出場し、海外組にチャンスを与えた。同40分にはMF木下桃香が途中出場で代表デビューを果たした。

 一方で、日本は岩渕のゴール以後も敵陣でほとんどの時間を過ごす試合としたものの決定力を欠いた。それでも同アディショナルタイムに籾木と田中が連続ゴールを挙げ、7-0の勝利を収めた。

 高倉監督は試合後、「攻守とも狙ったことを選手たちは出そうとファイトしてくれた。最後のところでフィニッシュが取れないところもあったので、それを課題にトレーニングしたい」と振り返った。今後、イタリアのACミランでプレーするMF長谷川唯も合流し、11日には国際親善試合でパナマと戦う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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